■名所02
国史跡 会津藩主松平家墓所・院内御廟(いんないごびょう)
全国屈指の大名墓所

歴代の会津藩主の墓所で、東山町院内にあることから院内御廟とも呼ばれています。
この墓所は、会津藩初代の藩主・保科正之(ほしなまさゆき)が最初の子だった正頼(まさより)が亡くなった明暦3年(1657年)に正之が開設したものです。
二代藩主・正経(まさつね)から九代の松平容保(かたもり)までの墓があります。
正之自身のお墓は猪苗代町の土津(はにつ)神社にあります。
二代藩主・保科正経は仏式によって葬られていますが、三代藩主・松平正容(まさかた)から九代の容保までは、全て神式で埋葬されています。
神式のお墓は、亀の形をした石、亀形石を台座とした碑石(ひせき)が前面にあります。亀石は、(きふ)ともいわれ、中国の空想上の動物で、竜の子を表し、死者の霊を守り、頭はすべて初代正之が眠る猪苗代町の方向、北を向いていると言われています。
碑石の奥に灯篭が対に並び、その奥に、表石、さらに八角形をした鎮石(しずめいし)があり、これが実際のお墓です。墓所には、歴代藩主の他に家族や子孫の墓、拝殿があり歩いて約40分〜60分ぐらいで廻ることが出来ます。
- DATA
◆住所 福島県会津若松市東山町石山院内
◆電話 0242-39-1305(会津若松市教育委員会)
◆時間 自由拝観
◆駐車場 東山温泉共同駐車場(墓所入口まで徒歩5分)
◆交通 会津若松駅より車で約15分 まちなか周遊バス「ハイカラさん」院内下車
■地図
